交渉もお任せ

任意整理は基本的に裁判所を介することはなく、当事者間の話し合いでの和解を目指す方法です。債務整理の手段はほかにもありますが、任意整理はその中でも高い交渉力が求められる手続きです。どのぐらいの借金が減額されるのかは、交渉力次第といっても過言ではありません。弁護士が介入せず、債務者が自力で債権者と交渉する場合、法律や債務整理の知識や交渉力がなければ、債権者側に有利な条件での和解に持っていかれがちです。

交渉これに対し、弁護士に依頼することにより、依頼人である債務者にとって納得がいく形での和解に持っていく交渉をしてくれます。任意整理を含む債務整理の豊富な実績がある法律事務所であれば、そのノウハウを駆使して利息制限法に基づく金利の再計算、借金減額、利息カット、過払い金の返還請求といった、法律や債務整理の知識のない人では困難な手続きをお願いすることができます

弁護士に依頼すると、和解成立後に返済が難しくなった場合も力になってくれます。支払猶予のための交渉をしてくれたり、和解内容の作り直しについて債権者と交渉してくれたりします。それでも返済が困難になれば、自己破産や民事再生のようなほかの債務整理を検討されますが、依頼すれば実現のために動いてくれます。

*参照HP*弁護士法人アディーレ法律事務所

自力より楽

借金減額の交渉のためには、自分がお金を借りているところに対する取引履歴の開示請求をしたり、利息制限法に基づく引き直し計算を行なったりしなければいけません。取引履歴の開示請求や引き直し計算は、Web上で公開されている情報などを読みあさって知識を身につけ、自力でできないこともありません

弁護士しかし、たとえば普段は仕事をしている人の場合、作業時間を確保できるのが帰宅後や休日しかないことが珍しくありませんし、途中でわからない点が出てきてまた調べなければいけなくなるなど、時間や手間がかかってしまいます。専門知識がなければ、自分の進め方で果たして合っているのか、自信がなくなってくることもあるでしょう。

その点、弁護士に相談し任意整理の依頼をすれば、上記のような作業は弁護士が依頼人の代わりに行なってくれます。自力で話を進める場合にかかる時間や手間は、いっさいかかりません。そのため依頼人は仕事などの本来自分がやるべきことに集中していることができ、心身の負担が大幅に軽減されます。また、自力で借金減額の目的を果たすための準備に時間をかけることもなく、弁護士に依頼するほうが短期間で手続きが終わる点も魅力的といえるでしょう。

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取立・返済が止まる

日銀行や貸金業者などにより催告書や督促状が届くようになっているほど借金の返済に困っている人が、解決に向けて弁護士に相談し、正式に依頼することで、弁護士は依頼人がお金を借りているところに受任通知を送ります。送るのは依頼を行なった当日中のこともあれば、翌日になることもあります。たったのこれだけで、依頼人の生活は劇的に変化するのです。受任通知の送付後、具体的にどう生活が変わるのかというと、取立がストップします。また、和解が成立するまでのあいだは、返済もストップするのです。ただ、行き違いなどによりお金を借りているところから書類が届くことはありますが、これは基本的には無視してかまいません。

銀行や貸金業者、債権回収業者などによる取立や返済がストップすることにより、精神的にも経済的にも余裕が出てきます。借金の支払いに支配されていた頭の中にスペースが生まれ、これまで返済で手元に全然残らなかったお金が残るようにもなります。このような変化により、将来のことを前向きに考えることができるようにもなるでしょう。手元に残るようになったお金は和解成立後の返済のために取っておくこともできますし、生活の立て直しのためにまわすことも可能です。

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借金整理法の一種

自己破産や個人民事再生と同じく、任意整理は債務整理の一種です。違いは任意整理の場合、基本的に裁判所を介することなく、当事者間で和解に向けた交渉を進める点にあります。任意整理は弁護士をはじめとするプロに相談・依頼するのが一般的です。弁護士に相談・依頼するメリットは別のページにまとめていますが、このページでは任意整理についてもう少し詳しく解説させていただきます。

自己破産任意整理は取引開始時にさかのぼり、利息制限に基づく上限金利に引き下げて再計算を行なうことで、借金を減額し、基本的に利息をカットして、元金だけを3年または5年ほどの分割払いにする内容の和解を債権者とし、その後は当事者間で決めた和解内容どおりの返済を継続し、完済を目指す方法です。引き直し計算で過払い金が生じていれば、その金額を返済にまわすことができます。

自己破産ではなく任意整理を選択するメリットとしては、整理する債権者を選択できる点にあります。自己破産はマイホームやマイカーまで処分することになり、事実上すべてを失うことになりますが、任意整理ではたとえば車は残したいということであれば、車のローン会社は整理の対象に含めず、これまでどおりローンの返済を継続することで、車を失うことを防げるのです。

ただ、自己破産や民事再生と一緒で、任意整理をすると信用情報機関に事故情報が何年にもわたり記載されたままになり、そのせいで新規の借入やクレジットカードの作成が困難になります。しかし、これは借金癖を直すよいきっかけになると、前向きにとらえることもできるでしょう。

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